予定外だったけど時間と油があるから、おかずをもう一品作ろうと思って、わかさぎを揚げました。
粉をつけてあって「揚げるだけ」になっている生協の冷凍品です。
からりと揚がって、お皿の上でつんつんしているわかさぎたち……一匹つまんで食べてみたら(あ、文字どおりのつまみ食いですね、名目は「味見」だけど)。
刺さりました。
わかさぎは小指より細いようなサイズなので、「骨がささった」とは思えない。
わかさぎのカケラがのどに……イメージとしては深い竪穴の上に渡した一本橋のように、横向けに、はまっている感じ。
インディジョーンズとかスターウォーズとかにそういうシーンがなかったっけ? ロードオブザリングかな?
とにかく、引っかかって取れないのです。
咳払いしても、「あああー」と歌うように口を開けても(さすがに声は出してません)、お水を飲んでも。
上から押し込もうとするのは、危険(深く刺さる可能性もある)と思って、固形物は食べなかったけど。
大丈夫、わかさぎなんだから。
いずれふやけて、竪穴に落ちてくれるはずだから。
気にしちゃダメ。忘れていよう。
そういい聞かせて夕食の支度を続行したら、食事はできあがるころには橋も落ちていたのでした。
いつか盛大に(詳細を)書きたいと思っていますが、若いころ、特売で100円の鯵の骨がのどに刺さり、耳鼻科で抜いてもらうのに5000円かかった過去があるんです。
わかさぎ落下を信じながらも、脳裏にはそのことがずっと浮かんでいたのでした。
ところで、「戦場にかける橋」という映画を見たとき、それまでずっとタイトルがレトリックだと思っていたので(友情の架け橋的な)本当に戦場に橋をかける(造る)話だったので、びっくりしたことがあります…(まんまやん!)。
そんな橋の思い出。