期間限定で、リアル創作教室の講師をしております。
通信講座の講師のほうは、もう10年を超えました。
図書館での講座とか、私的な勉強会とか、私的じゃない勉強会とか、気がつけば、ずいぶんいろんなところで、いわゆる実作指導をさせていただいております。
で。
最近、気づいたんですが。
わたし、すぐに好きになりますね。
受講生さんを。
リアル、通信に関わらず。
男性・女性にも関わらず。
いうまでもなく、恋愛感情じゃない「好き」だけど。
「この人、次に何を書いてくるんだろう」というのが楽しみになっていたりする。
っていうか、「あっという間」にそうなる。
「作品」じゃなく、原稿用紙1、2枚の文章を拝見しただけでそう思うこともあるくらい。
通信講座だと、顔も声も知らないし、年齢もわからない場合が多いのに。
「文は人なり」
わたしが「好きになりやすい体質」だというのがあるとしても、やっぱり「何か」が文に表れちゃうんだと思います。
隠そうとしても、飾ろうとしても、漏れちゃうんだ…。
怖いね。
顔が見えなくても……面と向かえばなおさら……「この人、おもしろいものを書くなぁ、どういう人なんだろう」と興味が湧く。
その感情を短く表す言葉が「好き」、なのだと思います。
講師なんだけど、わたしのほうがいろんなものをいただいているような気もする…。
それを受講生さんに還元できるようにならないとね。