9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

文章に目覚めさせてくれた「文章の冒険」←目覚めただけ。

片づけもの(いわゆる断捨離ですね)をしていたら、なくしたと思っていた本などがごっそり見つかったのですが、そのうちのひとつが雑誌の切り抜き(切り取り)でした。

 

自分で表紙(?)をつけて、その部分だけ綴じて保存していたのです。

(もう、綴じ目がばらけそうになっています)

 

中の記事のいくつかから判断すると、1978年の「宝島」7月号らしいです。

なぜ、わたしがこの雑誌を手にしたのか、まったく記憶にありません。

「文章の冒険」という特集のタイトルに心惹かれたとしても、発売時ではなく「古書」だった可能性もあります。

 

特集の内容は、記号の使い方とか、比喩のこととか、文体についてとか。

 

片づけものの最中だったので、ちゃんと読み返さなかったのですが、わたしにとっての目覚めの書(特集記事)……最初の「文章術バイブル」だったことは確か。

ここから、本多勝一さんの「日本語の作文技術」に進んだりしたわけです。

 

それ以前のわたしも「お話」が書きたかったし、書いてみたりしていたけれど、いま思うと「それはあらすじです」というしかないようなシロモノでした。

(中2のころに書いたものなんて、特にそうだった。あらすじとセリフみたいな。高校初期は「書きたいシーンだけくりかえし書く」という感じ)

 

ストーリーの最初から最後まで、拙いながらも「文章で」書けるようになったのは、確かにこの特集より後なので、当時のわたしにとって(というか、わたしの創作生活にとって)大切なものだったのだと思います。

 

今、添削講座で記号の使い方とは説明することが多いのですが、その原点もこの特集にあったのだなぁ。

感慨深いです。

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表紙をつけたセロハンテープが変色している(というか、もう粘着力も危うい)のです。