今日は突発的な用事で、上の娘と出かけてきます
うちの娘たちは、それぞれに家を出ていてひとり暮らし。
三世代家族で個室も持てない生活だったので、「自分の城」を楽しんでいるみたいです。
(個室が持てないのは、家の構造や使い方のせい。亡き舅が建てたこの家には、家族の人数を上回る数の部屋があるんですけどね…)
気がつくと「子育て」は終わっていました。
正直いって、いわゆる「子育て期」には(いや、未だに)わたしは「自分育て」のほうが忙しくて。
だから、子育てに、信念みたいなものもなくて。
それでも、強く思っていたことがあります。
絶対的な禁句。
「あなたのために(あなたを育てるために)お母さんは○○を我慢したのよ」
これは決していうまいと思っていたし、いわずにすみました。
「いわないよう心掛けた」のじゃなく、その言葉が口をつきそうな状況を作らなかった(我慢をしなかった)から。
それがいいのか悪いのか、よくわからないけど。
「もしも、こうしていれば」と考えても時間は戻せないのだし、わたし自身は、娘たちそれぞれの成長ぶりを見て、「なかなかいいと思う、わたしより賢くて、まじめだし」と思っているから、不満なしです。
昨日、上の娘と映画の話をしていて、
「腐女子の基礎知識として、『アナザー・カントリー』と『モーリス』は観ておきなされ~」
とオススメしたら、
「母親に、そういうアドバイスをされるとは」
なんて、つぶやいていたけど。
いいよね?
(そんなこんなで過去に思いを馳せてしまい、この記事を書いております)
ちなみに、自分の作品を娘にオススメしたことはありません。
特に読みたがらないし。
上の娘が、小中学生のころに何冊か読んでいる程度です。
下の娘に至っては、幼稚園の先生から聞かされて(デビュー前、新聞に採用された作品を教室で読んでくださったらしい)初めて知ったほど。
「おかあしゃん、どうわ、かくの?」
と尋ねられて、「お、おう」みたいな感じだったなぁ…(遠い目)