9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

「あんたのために我慢したのよ」

今日は突発的な用事で、上の娘と出かけてきます

うちの娘たちは、それぞれに家を出ていてひとり暮らし。

三世代家族で個室も持てない生活だったので、「自分の城」を楽しんでいるみたいです。

(個室が持てないのは、家の構造や使い方のせい。亡き舅が建てたこの家には、家族の人数を上回る数の部屋があるんですけどね…)

 

気がつくと「子育て」は終わっていました。

正直いって、いわゆる「子育て期」には(いや、未だに)わたしは「自分育て」のほうが忙しくて。

 

だから、子育てに、信念みたいなものもなくて。

 

それでも、強く思っていたことがあります。

絶対的な禁句。

「あなたのために(あなたを育てるために)お母さんは○○を我慢したのよ」

これは決していうまいと思っていたし、いわずにすみました。

「いわないよう心掛けた」のじゃなく、その言葉が口をつきそうな状況を作らなかった(我慢をしなかった)から。

 

それがいいのか悪いのか、よくわからないけど。

「もしも、こうしていれば」と考えても時間は戻せないのだし、わたし自身は、娘たちそれぞれの成長ぶりを見て、「なかなかいいと思う、わたしより賢くて、まじめだし」と思っているから、不満なしです。

 

昨日、上の娘と映画の話をしていて、

腐女子の基礎知識として、『アナザー・カントリー』と『モーリス』は観ておきなされ~」

とオススメしたら、

「母親に、そういうアドバイスをされるとは」

なんて、つぶやいていたけど。

 

いいよね?

(そんなこんなで過去に思いを馳せてしまい、この記事を書いております)

 

ちなみに、自分の作品を娘にオススメしたことはありません。

特に読みたがらないし。

上の娘が、小中学生のころに何冊か読んでいる程度です。

下の娘に至っては、幼稚園の先生から聞かされて(デビュー前、新聞に採用された作品を教室で読んでくださったらしい)初めて知ったほど。

「おかあしゃん、どうわ、かくの?」

と尋ねられて、「お、おう」みたいな感じだったなぁ…(遠い目)