本が散乱する、わたしの仕事場のことではありません(←住みにくい部屋)。
数年前の映画、「残穢…住んではいけない部屋」を観ました。
このところ、お昼寝後とかに、なかなかしゃっきりしないとき、仕事もSNSもあきらめて映画を観ることにしているのです。
(平たくいえば、怠けています)
最近、それで選んだのが「残穢」。
主人公は作家で、担当編集者さんが「なーんかヤな感じー」(役者さんのせいではないです)なのが気になってしまったけど、それは話の本筋ではないので割愛です。
怖い系の映画はたまにしか観ませんが、そのたびに考えてしまう。
「わたしにとって、怖いってどういうもの?」
とりあえず、BGMと「顔芸」(異様な表情のアップ的な)で怖がらせるのは反則だ、とわたしは思うのです。
それは単に「びっくりさせている」だけでしょう、って。
とはいえ、やっぱりわたしにとっても怖かったのかなぁ、この映画。
観た日の夜は、夢も怖かった(自分の家の階段なのに真っ暗で最後の一段が見えなくて…みたいな)。
あと、現実に、積んである本のあたりで擦れるような音がしたり(崩壊の前触れ?)。
この映画ね。
ネタバレになってはいけないと思うのですが……なってたらごめんなさい。
映画の中で、わたしが「怖くて」ビクッとなったのは、登場人物がセリフに「間」を取った、その「間」の瞬間でした。
これは新しい!
そう思ったのです。
以来、「この演出、文章作品に応用できないかな」と考えているわたしは、もしかしてすごく仕事熱心なのではないでしょうか?