添削講座と創作教室、それぞれのスケジュールの関係で「どなたの作品も預かっていない期間」ができることがあります。
今週が、まさに「それ」でした(今日で終わりだけど)。
この数日、意識して、自分の作品のことだけを考えてた…。
「今月の短編」の粗書きをし(まだ「初稿」とは呼べない)。
趣味の作品の、書きっぱなしのを推敲をし。
その作品(シリーズです)の最新話のプロットを考え。
(あー、これ、ひとつの話じゃなく、ふたつに分けるべき、と気づいたら、展開を見るのが楽になってきました)
その冒頭を書き。
あいまに「来月の短編」の資料調べをしたら、「あ、これは行き詰りそう」とわかったので、変更案を探すことに決め…。
って。
こんなの、わざわざ書いてるとはずかしいよね。
普通、作家さんはもっと濃く、深く、たくさんの仕事をこなしているわけですから。
でも、わたしはうれしい。
ホッとしてる。
ここ数年…特に今年は…創作脳にぎっちりと蓋をしていたから(圧力鍋かってくらいに)。
複数のことを一度に考えられない、メモリの小さい脳なので。
(だから、講評すべき原稿を預かっている期間はそちらに気を取られがちになるのです。その仕事も好きなんだから「うまく両立を」…というのが課題です)
なぜ蓋をしていたのかは略すけど、とにかくこの秋、その蓋を取ることにしました。
なんとなく取るんじゃなく、ちゃんと(?)宣言して取ったのがよかったと思う。
言葉にするって大事ですね。
蓋を取ってしばらくは、ぼーっとアイドリングしてたんだけど、今週意識して動かしたら走りだした、そんな感じです。
久しぶりのせいか、自分がどんなふうに作品を書いてきたかを改めて意識することもできました。
そうだ、そうだ、こうやって積み重ねていけばいいんだ…。
今、非常に気持ちがいいです。
さて、「自分の作品のことだけ考える最終日」の今日。
朝一番に「来月の短編」のプロットを組みました。
(朝イチで創作することも、久しくなかった気がする…)
きっかけは、facebookのお友だちの投稿でした。
そのままでも童話的なので「これ、童話が複数パターン書けるなぁ」とドンヨクなことを考えていたのですが、そこから、ふっと脇道に逸れていって…。
「あ、これで来月の短編、イケる」
と気づき、起き抜けにザーッとメモを取ったのでした。
3月号なので、桜が登場します。
お友だちの投稿、その話題は桜ではないです。
もともと「桜の話」にしたいと思っていたので、そこに結びついていった感じですね。
自分の脳内の、その「結びつき」の過程を眺めるのも楽しかった…。
お友だちに感謝です!
そして、ドンヨクでごめんなさい!
今、頭の中の桜は七分咲き(満開になる前の話だからですが、プロット的にも7割の出来かな、というところ)。
来月まで、ゆっくりと仕上げていきます。