「作中作」のために童話を書いています。
この言葉が一般的なのか、わかりませんが(「劇中劇」の小説版みたいなことです)。
設定的には、
「特に文才がない人が」
「童話をまったく書いたことがないのに」
「書いてみよう、と思いたち」
「自身をモデルに」
「体験をフィクション化しようとして」
「作品になりきれなかった」
という感じ。
たぶん、よりリアルにするには「『てにをは』がなってない」とか「カギカッコや句読点が使えず、改行もない」とかにすべきなんでしょうけど、それでは、作中の主人公にも作品の読者にも、意味不明になってしまう…。
そのサジ加減がすっごくむずかしいです。
主人公も小学生だから、彼の目から見ても「これ、なんか、へたっぴーなんじゃないの?」とわかるようにしないといけないし。
(「童話だ、すげー」と感心してはいけない場面)
ドラマなどの小道具で「子どもが描いた絵」が出てくると、妙にうまかったりして「ウソ臭いぞぉ」と思うこともあったけど、ごめんなさい、「何が描かれているか」を見ている人に伝えたいときには、ある程度、整えないといけなのですね。
なんというか……。
自分自身の作品(童話)をよりよく書こうとするときとは違う、未体験の「むずかしさ」を感じているのでありました。
そんなふうに、毎月毎月作品を書かせていただいて、まもなく丸3年。
現在35作品目です。
(36作目もプロットはできてる。実際に書くときは苦労するはずだけど)
ネタ切れにならなかった自分を小さく誉めたいわー。
その作品のために取材(?)に行った、犬山の城下町の写真をあげておきます。
この道の先に犬山城があります(雑な説明ですみません)。