今日のブログ、へんてこなタイトルですが。
買った順番もいただいた順番も無視して、この本のことを書きます。
書影をごらんになればおわかりのとおり、この本でポーズをとっているのは人形です。
(本の中には男性の人形もいます。わんちゃんとネコちゃんもいます)
こういう本って、わたしもいろいろ買ったりしていますけれども、モデルさんだったり著者自身だったり、つまり「人間」がポーズをとって写ってるのが大半ではないでしょうか(イラストがメインのこともありますが)。
いつも人間がモデルの本を読んでいるのに、人形でも違和感を覚えない……それどころか、なんでかな、わたしにはとても「しっくり」きたのです。
人間が写っていると、「要らない情報」まで目に入って(心に宿って)しまうのかもしれません。
この髪型は、とか、レオタードの色は、とか。
「この著者だからできるんだよね、このポーズ」とか。
そう、あきらめが、ときにはちょっとやさぐれた気分が、交じってしまう…?
この本のモデルが人形なのは、「ちょうどよい高齢者のモデルがいないから」みたいな理由かもしれません(まるで違う意図だったら、ごめんなさい)。
でも、この三次元イラストのような人形を見ていると、各ポーズが端的に理解できる気がするのです、わたしは。
お。
出たな、「端的」。
これ、わたしが添削講座でたまに口にする(講評に書く)言葉です。
「端的」って何やねん? と聞かれたって辞書的な回答しかできないくせに。
いえ、講評で「端的に」というときは辞書的意味から外れるかも。
意訳っぽいけど、「雑味を省いて本質的なことのみ書こう」みたいな感じ?
作品によるので、以下はベストな例ではないのだけど、
「身長180センチ強で45歳くらいの男の人」
と書くより、
「のっぽのおじさん」
と書くほうが、スッと伝わる場合ってあると思うのですね(童話では)。
この本でポーズをとっている人形たちに、わたしはそんな童話的なものを感じたのでした。
決して「人形=童話チック」という意味ではないのです。
うまく説明できなくて、歯がゆい…
いつかズバッと説明できる日が来たら、また書きます。
あ、肝心の中身のこと。
わたし、「ペンギン」(のポーズ)ができなくて、ショックを受けています。
指一本、椅子や壁に触れているだけでできるのに、離した途端、フラフラするの。
人体の不思議(?)。
アクロバチックなポーズはないのに、普段使わないところが刺激されたんでしょうか。
いくつかのポーズを試みただけで、筋肉がだるくなりました(「筋肉痛」には至らない感じ)。
確実に「届いてる」みたいです。
とりあえず、自立したペンギンになるためにがんばります。