9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

前略と、草々と。

昨日、前略ではじまり草々で終わるハガキが届いたので、少し前のことを思い出しました。

 

仕事の関係で数人にハガキで通知を出す必要が生じ、Wordで文面を作ったのです(同じ文面です。メールでいえば「BCC」みたいな感じ)。

用紙をハガキに設定して、「前略」と打って、

「そういえば『前略』ではじめたら、どう言って終わるんだっけ?」

と思い、ググろうとしたら(ハガキの画面の下のほうに)「草々」って出てた。

 

自動で。

勝手に。

 

その程度の常識もない(ググらないとわからない)わたしもどうかと思うけど、Wordの「甘やかしっぷり」もどうかと思うわ、なんて、おかしいやらあきれるやら、だったのです。

 

これには「後刻談」というか、続きがあって、せっかくハガキ一枚に収まるように文章を推敲しまくったのに、プリンタがどうしてもハガキを受け付けてくれなくて、しかたなくA4用紙に印刷して、封書で送ったのでした。

時間は余計にかかったけど「前略→草々」を覚えられたから、いいかなー。

 

話もどって。

 

昨日届いたハガキは、

「作品を教材に使うことを許してくれてありがとう」

という内容をとても丁寧に文章にしてくださった、いわゆるお礼状です。

 

児童文学の「お得」(?)なところのひとつは、本としては絶版になっている過去の作品も、その一部が教材として生き続けるってことだと思います。

 

言い換えれば、新人のころの文章が20年近くたっても人目にさらされてしまうってことなわけで…。

 

デビューの瞬間から「プロ」であらねばならないのだ。

とかいいたくなるけど、わたしは全然そんなことなかったです、ごめんなさい。