9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

脳内議論メモ

誰かの作品の添削をするとき、わたしは通常、

「こんなネタを書くな」

的なことは申しません。

 

誰だって、「それ」を書きたくて作品にしたんですもの。

 

わたしの添削は技術的なことがメインで、

「ここに読点を打つと(打たないと)意味が変わるよ」

とか、

「ここの説明文はもっと後でいいんじゃない?(前に持っていくべきじゃない?)」

とか、

「この形容詞は何も伝えてないから、カットしよう」

とか、

そういう感じ。

 

内容に踏み込むのは、

「このアイデア、すでに書かれています、有名です」

とか、

「前回の受賞作とアイデアがかぶるから、その賞に応募しても受賞はむずかしいかも」

とか、

そんなときくらい。

 

いえ、そんなときでも、そのアイデアが書き手にとって「書きたいもの」なら、書くしかない(頭から取り出すしかない)ので、「とりあえず書いて(仕上げて)みて」とはいいます。

 

なぜ、いきなりこんな記事になったかというと、「内容」に踏み込んだ講評を書きそうになったから。

「あなたがこの表現を使いたいなら、しかたない」

という気持ちと、

「だけど、これを読まれることによって、あなた自身の評価が下がるかもしれないよ」

という気持ちと(おせっかいかもしれない)。

 

しばらく脳内議論をしなくてはいけないな、と思って……そのためのメモです。