数十年(?)ぶりに自分の茶碗を買いました。
ショッピングセンターの食器売り場で買える、安いものです。
下の娘を妊娠中、体重が増え気味だったので小ぶりの茶碗を新調しました。
うさぎの絵がついた、白い茶碗です。
気がつけば、出産もすみ、育児もすみ、反抗期(ゆるいけど長かったーっ)もすみ、就活もすみ、その間、茶碗は欠けることもなく、現役。
それだけ長く使っていると、今度は逆に「割れるのが怖くなる」のですね。
ある意味、「娘より長い付き合い」ですし。
(受胎から数えれば、娘のほうが長い付き合いですが)
そして、その間にわたしの指のほうも衰えるし…。
茶碗にとっては「ひどい話」ですが、「割っても惜しくないものに換えよう」と思いついてしまったのです。
売り場で選んでいるときに、「なぜ落として割りそうになるのか」を考えまして。
「糸底、大事」
と気づきました。
食べるときには手に乗せるだけですが、洗うとき、片付けるときには糸底に指をかけることがある…手を滑らせる可能性があるのです。
茶碗は伏せた状態で売られているので、糸底をつまみまくって(?)がっちりつまめるものを選びました。
気に入った柄とか深さとか、そういうのは二の次三の次です。
「これは、いける」
というのを買って帰り、長年愛用した「うさぎ」の茶碗は「宝箱」※にしまいました。
しかるべきときにお棺に入れてねって、頼んどこう。
「割っても惜しくないもの」と思って安いのを選んだけど、新しい茶碗もすでに「糸底がお気に入り」だから、割らないように気をつけます。
(※ キャラグッズとか小さな絵本とかスノードームとか、とある「20周年記念本」の残りとかが入っています)