遠い昔に映画を観たはずだけれど、実は小松左京氏の原作は未読でした。
なんでかな、滅亡SFが大好きなのに。
(映画を観たからいいや、と思ったのかも?)
そういえば読んでないなと思ったら、気になって気になって、とうとう読んでしまいました。
でも、繊細な人は、今はこの作品に近づかないほうがいいかも。
内容がわかっているわたしだって、
「現実」と重ねてはいけない、と考えているわたしだって、
読んでいる途中(怖くなって)何度もスマホゲームで「休んだ」もん…。
内容はご存じの方も多いし、ご存じじゃない方は知らなくてもいいと思うので書きません。
画像は、kindleのスクショです。
kindleを開いて、しばらく固まってしまいました……カバー絵が怖い……
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原作が怖くて、おもしろかったので、勢いで映画も見てしまいました。
あれ?
観てるはずなのに……覚えているシーンがなかったような? おかしいな。
ジャニス・イアンが歌う主題歌は記憶にありました!
むっちゃなつかしい!
カセットテープに入ってて、当時、何度も聴いていた…。
小説の直後に映画を観たので、どうアレンジしたか、比べるのも興味深かったです。
(原作は60年代、映画は80年代。原作では1万人だけど映画では900人足らず…とか)
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小説のあとがきに、福島正実氏の名が出てきます。
早川の「SFマガジン」の初代編集長です。
南山宏氏の名も登場します(二代目の編集長です)。
福島氏の名を冠したSF童話賞で、わたしはデビューしました(当時南山氏も選考委員のおひとりでした)。
今は同賞で、南山氏と共に選考委員を務めております。
あとがきを読んだら、読書に疲れて丸まりかけた背筋が、ぴきーんと伸びたのでした。