9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

眠れない夜で、雨の日には

夜中に、ふと眠りから覚めて、激しい雨の音を聞いているうちに目が冴えてしまいました。

眠れない夜と雨の日には忘れかけていた愛がよみがえる……ではなく、つい、忘れていた日記を開いてしまったりするのでした。

 

以下に貼ったのは、2000年7月2日の日記。

そのころのことを詳しく覚えてはいないのだけれど、一瞬、「今のこと?」と錯覚してしまった…

 

・・・・・ココカラ・・・・・


なんだかまわりが、たいへんなことになっているらしい。
つまり、不景気の影響で、会社が消えてしまうとか、そういうことだ。
とうとう身内からもそういうニュースが聞かれるようになってしまった。
「わたしの家」のことではないとはいえ、つい、「わたし、遊んでいていいのかしら」と思ってしまう…というか、思わされるように頭がフォーマットされているのだけれど。
童話を書いても書いても、「家計」を助けるような収入にならない場合、あきらめて、「趣味として、ときどき…」というふうになるしかないのだろうか。
不景気はホント、「他人事」じゃないけれど、たとえ不景気じゃなくても、夫の病気とか失踪とか(おいおい)、いろんなことが「ない」とはいえないのだから、そうしたら、せっかく開いたこのページも閉じて、ネットから去ることになるでありましょう(接続料金が払えないもん)。
って、考えていくと、わたしが今していることって、「道楽」なのかなぁと、悲しくなる。
時間と金(接続料)のある、主婦の「道楽」…とは思いたくないのだけれども。
そして、それを考えると、また同じところに行き着いてしまう。
「小説を書いたって、ひとさまの役に立つわけじゃなし、命が救えるわけじゃなし」
ぐるぐるまわりながら、暗い方に落ちていくの。
不毛だなぁ。
それもこれも、熱帯夜のせいでしょうか(自分のせいだってば)。
あ、でも、でも、もしもわたしが、すごくおもしろい話を書いて、それが出版されて、増刷に次ぐ増刷で、出版社も印刷会社も、製紙会社も書店も儲かるってことがあれば、誰かの役に立つかもしれないですね。
そうかーっ、「商業出版」て、まさに、商業だったんだ!
なんと壮大な夢でしょう。(一般には、妄想とか、戯言と呼ぶと思いますが)

 

・・・・・ココマデ・・・・・

 

「せっかく開いたこのページ」というのは、当時のホームページのことですね。

もしかしたら、公式サイトを作る前のものかな?

日記をまるごとUPする非公開のホームページと、そこから抜粋した日記を公開する公式サイト、ダブルで持っていた時期があるのです。

 

今でも似たようなことを考えていますが、当時の文体(語り口)はあまり好きじゃないな。

読点のリズムが今と違うし。

自分はそんなに変化(進化)しないヤツだと思っていたけど、さすがに20年前と「同じ」ではないのだなと、妙なところで感動(?)しました。

 

そういえば、ここからさらに20年ほど前には、

「わたし、ハタチになったら小田和正と結婚する」

といっていたのですよね……なつかしく、はずかしい……

ハタチを過ぎたら、あきらめました。

そのころ小田さんが結婚したから、じゃなくて、ちょっと音楽の趣味が変わったのです。

たとえば、杉真理方面に。

わたしの公式サイトの名は、杉さんのアルバム名「STARGAZER」から借りたのでした。

 

眠れない夜で、雨の日には、ホント、いろいろと蘇りますね。

 

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