9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

読点問題、

たまに受講生さんから質問されることなんですが、先月もその回答を考える機会があって、改めて思い出しました。

 

「読点のせいで読めなくなった作家さんがいる」

 

わたしが「読書家」ではないのは、実は好き嫌いが激しいからかもしれません。

一時すごく好きでハマっていたのに「この人、うますぎる」と思って……そのスキのなさが違和感になって読まなくなった(大人気)作家さんがいます。

 

「きっと読んだらハマるんだわ」と思い、予定を調整して(まる一日あけて・部屋に閉じこもって)読みはじめたら、「この編集、好みじゃない」となって読み通せなかった大人気小説があります。

 

読点問題の作家さんも、かつては大好きだったのです。その時点までの作品、大半は読んでいたと思います。

なのに、どの本だったかで気づいてしまった…。

その作家さんが打つ読点のリズムと、わたしの「読むリズム」が合わない。

「このテンはこっちに打つべきじゃないの?」

みたいな赤ペンチェック※をしたくなるのです、いちいち。

疲れる……

 

(※ わたし、実は、添削にもゲラチェックにも、赤ペンや朱通しは使いません。消せないから)

 

この違和感と疲労感をどう説明すれば……?

歌っているときに、まったく関係ないところで手拍子される感じ?

吸ってる息を途中で吐かないといけない感じ?

うまく言葉にできないのだけど。

 

大したこだわりを持たないヤツだ、と自分のことを思っているんです、普段。

(そのことを「カッコ悪い」と思う…コンプレックスでさえあるんです)

でも、こうして列記してみると、こだわる…というより融通きかんヤツって感じですね。

 

ちなみに、わたしは「読点多め」だな(書いているときについ打ってしまう)と気づいて以来、読み返してはテンを消しています。

もっと減らせるかもしれない…とか考えている程度には、こだわりがあるのかも。