同じ日にふたりからこの言葉を聞いたので、記しておきます。
ひとりは実家の母(OL・82歳)。
彼女は、わたしたち姉妹に似ず「緑の指」の持ち主(わたしたち姉妹が似なかった、と書くべきか)。
プランターとかでちょこちょこっと野菜を育ててしまったりする……のですが、
「今年は何も育てなかった。その気力がなくて」
だそうです。
(花は育ててます)
もうひとりは、夫の母(実母よりちょっと年上)。
普段から、体にいい常備菜を自分で作っておく人なのですが……
「作る気力がなくて」
だそうです。
わたし(下手っぴー)が代わりに作っとくべきかしら?(たまに、そうしてきましたが)
同じ日に同じ言葉をふたりから聞いてしまい、自分の未来に思いを馳せることに……。
あと数十年生きたとして……わたしもいってるのかな、
「小説を書く気力がなくて」
とか。
まぁ、今だって若いころよりはずっと、書く量が落ちていますが。
(これは、ひとつには「ほかの方が書いた作品を読む仕事」のせいもあると思っているんだけど、どうでしょう。わたしの脳のメモリは小さいので)
書く気力がなくなったり、自分の作品の主人公の名を忘れたりするようになるかもしれない、と想像すると、泣きそうな気分です。
予想最高気温40℃に負けず、せめて今は、主人公たちを愛そうと思います。
……早朝からすでに負けそうだけど。
(暑いよぅ)