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夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

「同居」なんて聞いてない……

amazonを散策していたら、この本の情報が出てきて、「そういえば、GWに読んだのに記事にしなかったなぁ」と思い出しました。

思い出したけど、こうして書きはじめても「何」が書けるってわけじゃなく……。

 

わたし、萩尾さんが好きでした。

過去形で書いているのは「今は好きじゃない」という意味じゃなく、最近は作品を読んでいないからです(どなたの作品にしろ、漫画を読む機会自体がうんと減っているのです)。

まちがいなく、彼女は「わたしの人生を変えたひとり」です。

高校受験が終わった日に書店で何気なく買った「11人いる!」から、すべてがはじまった、みたいな感じ。

 

わたしは「そのせいで」高校では漫研に入ってしまったのですが(何も描けないくせに)そこで先輩・同輩の薫陶を受け(?)たくさんの漫画を読むことになりました。

(「エースをねらえ!」も「ベルばら」も「ガラスの仮面」も、それまで知らなかったのよ。怒涛のように脳内に流れ込んできた感じ、想像していただけるでしょうか)

 

でもね、当時、竹宮さんの作品は読めなかったんです。

誤解を恐れていいますが、「作品が嫌い」とかではなくて、絵が……。

なぜか、あの絵柄を「わたしの目」が受けつけなかったの。

だから、未だに竹宮さんの作品で知っているのは「風と木の詩」くらいで、読んだのは40代です……(私信:その節はありがとうございました)。

 

「ふたり(萩尾さんと竹宮さん)の絵柄、そっくりなのに」(なぜ竹宮さんは受けつけないのか)といわれたこともあるけれど、わたしにとっては「全然違う」なのでした。

そこには「だってあのふたり、無関係じゃん」みたいな気持ちもあったと思います。

 

萩尾さんの作品は、あのバラ色のカバーの作品集も持っていたし、エッセイ等も買っていたし……たくさんのことを知っている「つもり」でした。

それらを読めば、お母さんとはいろいろあっただろうなぁとわかったけれど、竹宮さんの姿はまったく感じられないので、知り合いでさえないのだと思っていました。

 

だから、この本のことを知ったとき、「同居? 何それ? 聞いていないよー」みたいな気持ちになりました。

(最近のニュースでいえば、星野さんとガッキーの結婚みたいな反応…)

この本の存在そのものが衝撃だった、といってもいいです。

内容に衝撃を受けるところまで、まだ行ってないみたい。

「無関係」じゃなかったけど、ある意味「無関係」というか、「真の無関係」だったとは……

 

いろんなことが脳内をぐるぐるして、感想らしい感想も出てこないので、話題にしそびれていたのです。

今だって、これ、支離滅裂な記事だけど(すみません)。

 

わたし、漫研だったくせに「研究」する気もなくて、目が受けつけない作品は読めなくて、「花とゆめ」とか「別コミ」とか、買っている雑誌はあったけど、半分くらいの連載を読んでいなかったと思います。

(そのせいで、同世代で同じ雑誌を読んでいた人と話が通じなかったりする(^^ゞ)

もっと裏が読めたり、情報を集めることができたりしていたら、この本を読んで、ここまでボーゼンとしなかったのかもしれません。

 

この「裏まで読めない性質(?)」が、今も、いろんなところに影響しているんじゃないかな……なんて、遠い目になっている5月です……。

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kindleの画像をスマホで映す(「スクショ」という手を思いついたのは、今)