講座の受講生さんにときどき、こんなことを言っています。
「いま脳内に見えている場面だけでいいので、言葉(文章)にしておいてください」
言葉にすることで、さらにイメージが広がったり濃くなったり、周辺(前後?)が見えてきたりすることがあるからです。
今まさに、自分がその状態。
ゴールの見えない作品で、登場人物ふたりの会話を書きかけたところなのですが、書いていると勝手にふたりのセリフが進んでいく感じがします。
予定していなかったものが、指から出ていく感じ。
でも、まだしゃべっている人物の姿は、わたしの中には浮かんでいません。
そもそも、このふたりの関係は?
医師と患者?
刑事と犯人?
どこかで(どこで?)隣り合っただけの人?
わかりません。
書かないと見えない……書くと見える。
書いていれば、指から勝手に答えが出てくると思うので、しばらくふたりに話をしていてもらいます。