9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

「引き攣る肉」

ブログのタイトルにギョッとされる方もあるかも。

ごめんなさい。これはミステリのタイトルです。

 

夜中に足が攣ったときに飲むゼリータイプのお薬(枕元に常備)が切れたので、買ってきました。

その薬のことを考えていたときに、ふっと思い出したのが、

「引き攣る肉」

だったのです。

 

作者はルース・レンデル。

さっきググったら、2015年に亡くなったんですね。

 

わたしがこの年までに読んだ本の中で、ジャンル的に最も多い(たぶんダントツで多い)のはミステリです。

SFでもなく(影響を受けた作品、好きな作品は多いけど)。

児童書でもなく。

 

特にミステリは、「作家で固めて」読んでいました。

高校時代にクリスティを知ってから、フランシス(競馬シリーズ)、マクベイン(87分署)、ネロ・ウルフのシリーズなどなど、その時期のマイブームがあって、好きになった作家の作品をドーッと追っていくのです。

(のちに日本の作家も追いました。仁木悦子とか内田康夫とか)

 

レンデルはそのひとり。

シリーズものもあるけれど、単発の作品も多く、「引き攣る肉」は後者だったと思います。

ゾワゾワと怖かったという記憶しかないですけどね、すでに。

 

この作品で、わたしは「攣る」という言葉(漢字)を覚えました。

覚えてしまうほど、怖かった(印象深かった)ともいえるんだけど……それでも作品の細かいところは思い出せないし、何よりレンデルの名を思い出したのも久しぶりで、

「これも『老化』かなぁ」

なんて、しみじみしているところです。

 

結婚後やデビュー後にも「修道士カドフェル」シリーズや「主婦ジェーン」のシリーズにハマッたので、今でもやっぱりミステリが好きなんだけど、これまでのように小説を読む機会は絶望的に減っていて、それを思うと淋しくもあります。

 

気力がなくなったのかなぁ。

本になる前の原稿としてなら、物語をいっぱい読んでいるんですけどね。

また、「誰か」にハマりたい。

何作か読んだシリーズもあるんですけど、シリーズ名も作者名もすぐに思い出せない……これも老化かなぁ(北欧ミステリのせいもある?)。

 

クリスティが赤で、フランシスが緑で、マクベインが黄色で……早川文庫の背表紙の色ですが、これらをずらーっと並べた書庫を持つのが夢だった時期もありました。

なのに……本を作る仕事をしているのに、本を並べた本棚を持っていないわたし。

人生いろいろですね。←雑なまとめ。

 

あと、筋肉が攣らないように気をつけよう。

人生には、それも大事!!