ブログのタイトルにギョッとされる方もあるかも。
ごめんなさい。これはミステリのタイトルです。
夜中に足が攣ったときに飲むゼリータイプのお薬(枕元に常備)が切れたので、買ってきました。
その薬のことを考えていたときに、ふっと思い出したのが、
「引き攣る肉」
だったのです。
作者はルース・レンデル。
さっきググったら、2015年に亡くなったんですね。
わたしがこの年までに読んだ本の中で、ジャンル的に最も多い(たぶんダントツで多い)のはミステリです。
SFでもなく(影響を受けた作品、好きな作品は多いけど)。
児童書でもなく。
特にミステリは、「作家で固めて」読んでいました。
高校時代にクリスティを知ってから、フランシス(競馬シリーズ)、マクベイン(87分署)、ネロ・ウルフのシリーズなどなど、その時期のマイブームがあって、好きになった作家の作品をドーッと追っていくのです。
レンデルはそのひとり。
シリーズものもあるけれど、単発の作品も多く、「引き攣る肉」は後者だったと思います。
ゾワゾワと怖かったという記憶しかないですけどね、すでに。
この作品で、わたしは「攣る」という言葉(漢字)を覚えました。
覚えてしまうほど、怖かった(印象深かった)ともいえるんだけど……それでも作品の細かいところは思い出せないし、何よりレンデルの名を思い出したのも久しぶりで、
「これも『老化』かなぁ」
なんて、しみじみしているところです。
結婚後やデビュー後にも「修道士カドフェル」シリーズや「主婦ジェーン」のシリーズにハマッたので、今でもやっぱりミステリが好きなんだけど、これまでのように小説を読む機会は絶望的に減っていて、それを思うと淋しくもあります。
気力がなくなったのかなぁ。
本になる前の原稿としてなら、物語をいっぱい読んでいるんですけどね。
また、「誰か」にハマりたい。
何作か読んだシリーズもあるんですけど、シリーズ名も作者名もすぐに思い出せない……これも老化かなぁ(北欧ミステリのせいもある?)。
クリスティが赤で、フランシスが緑で、マクベインが黄色で……早川文庫の背表紙の色ですが、これらをずらーっと並べた書庫を持つのが夢だった時期もありました。
なのに……本を作る仕事をしているのに、本を並べた本棚を持っていないわたし。
人生いろいろですね。←雑なまとめ。
あと、筋肉が攣らないように気をつけよう。
人生には、それも大事!!