9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

読みたいものは、書くしかない

この数日で二回その名を見て、思い出すことになってしまったので、久々にそのハナシを語ります。

 

人が小説を書こうとする理由はいろいろあるんだと思いますが、わたしの中にも複数のきっかけがありまして。

そのひとつが、

「すごくすごくすごーく好きな小説」

に出会ったこと、でした。

(ほんと、何年ぶりかでその作者名を見ました……たまたま開いたサイトの、まったく関係ない話題の中で)

 

が、その小説のタイトルは明かしません。

なぜなら、すごく好きだけど評価してないから。

ん?

この言い方、ヘンだよね。

 

とにかく、夢中で読んだのに、終盤の展開(そして結末)に納得できなかったのです。

それまで夢中だった分を帳消しにするような展開……というか、帳消しになりそうだったことが(当時の自分には)それなりにショックで……。

二度と読み返してないな、そういえば。←つまり「帳消しになった」のでは?

 

そのとき、悶える心(?)が出した結論が、

「それなら、自分が読みたい結末を書けばいい」

でした。

 

二次創作ができるなら、その作品の登場人物のまま、「もうひとつの結末」を書いていたかも。

当時からその能力がないので、わたしが書いたのは、

「あの小説を読んだときと同じような気持ちになれて、なおかつ『こうあってほしかった結末』に行きつくもの」

だったのです。

 

まぁ、今以上に未熟者でしたから、出来は思い出したくないけど……

(一応、最終選考まで行ったのですが)

確かに「気持ちよかった」と思う。

だって、読みたいものが書けたんだから。

 

結局……未だに……一部の「仕事」はそう言い切れないとしても……わたしは自分が書きたいものを書いていて、それは自分が読みたいものでもある、ということなのだと思います。

それを楽しく読んでくれる人がいるなら、最高……というか、自分にはもったいないほど幸せなことなのです。

 

(自分が読みたいものを「ほかの人も読みたがってくれるように書く」ためには、渡らねばならない大河があるわけで……それについて語ると長くなるので「以下略」です)