9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

「ある種の家庭」用つづり紐

引き出しの奥から、なつかしいものが出てきました。

写真を撮ってみると……なんというか……ちょっとキモチワルイ感じなんですけど。

 

つづり紐です。

 

書類にパンチで穴をあけて、これで束ねたりします。

先っぽが接着剤的なもので硬くなっていて、穴を通しやすくなっているのです。

 

昭和なドラマなんかでは、よく見られたかも。

腕カバーとセットで。

 

庶務課でも社史編纂室でもないわたしの手元にこれがあるのは、公募時代の名残です。

原稿用紙の右端、または右上に穴をあけて、つづり紐でしっかりくくって応募する……そんな時代があったのです。

(そういえば、「右上」用に、ひとつ穴のパンチも持ってたわ……)

 

短い作品でも、つづり紐の利用が多かった気がします。

ホチキスで綴じると針をはずすのがたいへんだから。

(応募原稿はコピーして選考委員に配布、という場合もあるので、がちがちに綴じられていると主催者が困るのです)

 

今でも、そのように応募することはあるのかな。

もしかしたら、ダブルクリップのほうがよく使われるのかもしれません。

そういうことがわからなくなってる……公募時代は遠くなりにけり、ですね。

 

選考委員として、今でも「応募原稿」を手にする機会はあるのですが、それは「なま」の状態じゃないからなぁ。

つづり紐で綴じられた原稿は、久しく見ていないのです。

 

「こんなん、過去の遺物とちゃうの?」

と思って検索したら、今でも普通に売られていました。

ほぼ「業務用」でした……っていうか、もともと「家庭用」じゃないですよね、これ(^^ゞ

 

原稿用紙(コピー用紙)がいっぱいある(創作好きな人のいる)家庭用のつづり紐、という感じかしら?

フォトジェニックじゃないなぁ……