毎年4月から6月あたり、任務(民生委員の仕事)が「激務」になるのです……えぇ、精神的にね。
高齢者(特に独居の方)の調査にまわるんです、担当地区内の数十軒。
4月は仕事が立て込んでいて、任務できる状況じゃないので、5月……GW明けからぼちぼちはじめようと思っているのですが……今年はね、気が重いの。
なぜかっていうと、市役所の(福祉とは別の課の)人が「空き家対策の資料」を(任務のついでに)配ってねっていうんだもの。
土地柄、一軒家が多いわけです。
たとえば、そこにひとり暮らしの高齢者がお住まいだとするでしょ?
「あなたが亡くなったら、この家は空き家になるわけですが、対策は講じておられますか?」
そう話せと。
考えておくのが大事だってことは知ってる、きっと相手もわかってる……でも、どのような表現でその話をすればいいか、わたしはまだ決めかねているのです。
「まだまだお元気ですよ!」
っていった後に、
「でも、死んだ後のために、これ、見といてくださいね」
とか、いうわけですか?
抵抗あるんですけど。
わたし、「いい人ぶってる」だけですか?
自分と同じくらいの世代の人に「今のうちから考えておいて」って、終活の話をするのとは違うと思うのですよね。
そう、お年寄りの「子ども世代」に話すなら、いいかもしれない(実際、考えていらっしゃるでしょう、その後のことは)。
でも、ひとり暮らしのお年寄りご本人には言いづらいです……。
先日、夫に「後藤さんが死んだら、この家、どうなるの?」と聞いてみた。
わたしが2分の1、残りの2分の1は娘ふたりで分けるんだって。
「んじゃ、一階がわたしの取り分ね。2階はあんたたちで分けなさい」
なんて、話をしたんだけど……そういう冗談できゃらきゃら笑えるのは、わたしたちの世代だから、じゃないのかなぁ。
考えすぎですか?