最近の講評に、こんなことを書いてしまった。
――物語は「自分のため」に書くこともある。――
誰にも見せずに、ときどき取り出して読み返したりする……だけの物語。
自身を「癒す」ために書く物語……。
これは、どうなんだろう?
書いた文章が収入に直結するプロの作家や、そんなプロ作家を目指す方々は「は? なんで?」って思うのかな。
わたし自身、原稿料や印税をいただくことがある「プロ」だけど……仕事とは別に、ただ書きたくて書くことがあるのです。
投稿サイトにアップしているシリーズはもちろんそうなんだけど……誰にも見せない(自分が読み返すだけの)、たとえたらスケッチみたいな、ラフなものもいっぱい書いてる……。
書くことと読み返すことが楽しいから。
こんなことがしたいのは少数派かな、と思うことはあります。
「あんたは、生活かかってないから、そんなことを言えるんだ」
みたいな反発があるかもしれない、とも……。
「自分のために書くのも、あり」という言葉が、受講生さんの耳にどんなふうに聞こえるかわからないけれど……。
決して、それを「おすすめ」するわけじゃないけれど……。
わたし自身は、そうしていくんだろうな。
ほそぼそと(自分のために)書き続けるんだろうな、これからも。
送り出す前の講評を読み返しながら、改めてそう思ったのでした。