これまで、わたしにとってチーズトーストといえば、パンの上にチーズをのせて焼くものでした。
これもおいしいですよね。
焼けて溶けたチーズがとろりとして。
オーブントースターがないわが家でも、ノンフライヤーを使えば、そういうトーストが作れると思うのです。
でも、最近は「逆転バージョン」を作っています、フライパンで。
シュレッドチーズをフライパンに敷き、そこにパンを伏せて焼くと、カリカリのチーズとパンが合体したチーズトーストができあがるのです(先か後かに、パンの、チーズがない面も軽く焼きます)。
これをやってみたのは、ほんの最近なのですが……何気なく作ってみて思い出したのです。
(あるいは、不意に思い出したのでその焼き方をしたのかもしれません……そのあたり、無意識……)
具体的に書くのは避けつつ……。
とある本を作ったとき、担当の編集者さんに連れていっていただいたのが、表面カリカリのチーズトーストが有名なお店でした。
当時はよくわかっていなかったのですが、調べてみると今でも同じように有名らしいですね。
先に思い出したのは「そういえばカリカリのチーズトーストが……」という点。
そこから視界が広がって、その本のことや、担当さんのことを思い出したのでした。
原稿を書くきっかけ、やり取りのあいだにいただいた言葉などを……いろいろと。
そのお店は都内のものですが、確か名古屋でもお会いした記憶があります。
帰り道に「いただいた言葉」をうれしく反芻したときの情景(地元のバス)も覚えてる……。
担当者さんはその後、退職されているので、仕事をご一緒する機会も、お会いすることもなくなってしまったのですが。
ご家族とお元気に過ごされているといいな。
コロナ以降、同じようなことはzoomで済ませることになったかも。
当時は、そういうものを使おうという考えがどちらにもなかったと思います(ツール自体はあったのかもしれないけど)。
各社の担当者さんとは機会あるごとに顔を合わせていた……(ごちそうになったりもしていた)ことを思うと、たとえばコロナ禍にデビューした方や、zoom時代にデビューした方……特に地方在住の方は、どうしているんだろう。
そんなことが、ふと、気になりました。
世の中も、出版の世界も、変わっていきます。
デビュー四半世紀……平成時代にはじまったわたしの「体験」は、令和時代にデビューされるみなさんの役には立たないんじゃないかな……と思います。
昭和時代にデビューされた先輩作家さんの「体験」が、自身のデビュー時には「期限切れ」だったように(お話として聞くのはすごくおもしろいけど、「同じこと」はできません)。
そうだよね、わたしがデビューしたころ、編集者さんは個別のメールアドレスさえ持ってなかったもんね。
「会社にひとつ」とか「編集部にひとつ」みたいな感じで。
わたし自身の「インターネット開通」も、わたしが福島賞をいただいた日、だったし……。
(それまでは、電話回線で電子メールのやり取りをしていました)
いろんなことが変わっていく中で、「古いわたし」は今デビューを目指す方の役に立てるのだろうか、という危惧を抱きつつ……。
うん、まだパンとチーズが残っているな、今朝もカリカリに焼いてみようかな。
誰の役にも立たなくても、思い出は大切。
・・・(以下、おまけ)
以前も貼ったかもしれないけど、2000年4月の日記です。
突然、CATVの工事が来ることになってしまった。
待ちに待っていた、とはいえ、今日は何の日?
そう、東京で、SF童話賞の贈呈式がある日です。
「お昼から出かけてしまうんです~」といったら、「うーん、では、朝イチで」ということに。
この4月にインターネットのサービスが始まり、工事の日程にも余裕がないらしいです。
今日を逃がすと、次はいつになるか…。
ほんとは、午前中に、寝ておきたかったんだけど、新幹線の中だけに、「お昼寝予定」を変更。
贈呈式については、別に書きまする。
(たぶん日記のどこかに、「別に」書いたことでしょう。探してないけど)