突然ですが、愛知県犬山市(わたしがよく行くリトルワールドがあるところ)のキャラクターは、わん丸君といいます。
「鵜飼い」」って岐阜県の長良川のもの、と長らく思っていました。
犬山(木曽川)でも行われていると後年知りましたが、全国でこの2か所だけと思っていました。
京都や広島でも行われているそうです。
知らなかった。
でも、「昼の鵜飼い」をやっているのは犬山(木曽川)だけなんですって。
そもそも、鵜飼いは夜にするものらしい。
案内の方がおっしゃるには、鵜飼い舟のかがり火(よく観光写真にありますよね)が鵜の影を水に落とすと、寝ている魚が(驚いて?)起きるんだそうな。
それを鵜がつかまえる、そういう漁なんだとか。
昼間は魚が元気に泳いでるため、鵜にもつかまえられない(?)らしいです。
ですから、昼の鵜飼いは「鵜飼いのようすを見せてくれる観光的デモンストレーション」みたいな感じ。
(夜の鵜飼いだって、本来の意味での漁ではないわけですが)
鵜飼い舟の前に別の船から魚を投げて、それを鵜に獲ってもらっています。
そして、鵜が獲ると屋形船から歓声が上がる……応援の声もかかる……鵜、かわいい……
でも、昼の鵜飼いのいい点は、まわりの風景が見えること。
上流の風景はもちろん、少し下って、犬山城を木曽川上から見ることができます。
(そのように、船で案内してくれるのです)
市街地や麓から見るのとは違う顔がそこにある……っていうか、本当に犬山城が「顔」に見える……!
かがり火を焚く夜の鵜飼いもきっと美しいと思います。
でも、昼には昼の楽しみも。
予報がはずれて晴れて暑かったけど、水上の風が涼しくて、「平年通りの10月」なら、肌寒かったことでしょう。
かつては、川岸に氷のできる場所もあったとか(今も地名は「氷室」らしい)。
身近な(月に一度くらい行っている気がする)市ではありますが、正しい知識があるわけじゃないので、この記事のことは鵜呑みにしないでくださいね。
昼の鵜飼いは6月から10月半ばまで(夜もかな?)。
天候(水量など)によってはもちろん中止なので、遠方の方には電車、宿泊を含めて、予約も取りづらいと思いますが……機会がありましたら、ぜひ。
(と、帰ったら宣伝してください、と案内の方がおっしゃっていたので、素直に従いました)