gotomiwa先生は、やたら「書け」という。
「書けたら応募しろ」という。
正確には、応募するために「期日までに既定の枚数を仕上げろ」と叱咤する。
あー、うざい。
(すみません)
でもね……もともと「書く気」がない人には勧めないよ。
書かずにいられる人は書かなくてよろしいと思ってます。
(人類皆作家志望……のはずはない)
書きたい人には、いう。
「書け」
「とにかく書け」
「仕上げて応募しろ」
……ヤな感じ。
(自覚してます)
ただ……言い続けるのにはワケがある。
書かない人……こちらから作品を発信しない人を、探してくれることは「絶対に」ないからです。
ある日突然、玄関に出版社が訪ねてきて「あなたに作家になってほしい」……なんていうわけないのです。
(書かなくなった人も同様です。一度デビューした人だって、書かなきゃ=編集者さんに送らなきゃ=忘れられていくばかりだと思うよ)
だけど、書けば……応募すれば、必ず受け止めてもらえる。
締切を大きく破ったとか、規定からはずれまくっているとかの場合は別として、募集しているところに届けば、必ず誰かが手に取っている。
「あ~、なんか今日は気が乗らんわ~」みたいな理由で突き返すことはありません。←言うまでもなく。
開封し、ナンバリングし、リスト化し……と、具体的な作業はわからないけれども、気まぐれで捨てられることはないのです。
(そんなこと、怖くてできないと思う。取りこぼしたものの中に「宝石(の原石)」……のちに大ヒットする応募作があるかもしれないんだから)
去る者を追わない代わりに、来る者は拒まない。
ざっくりいえば、ここはそういう世界。
続ければ「何か(いいこと)」が起こる可能性が高まる。
「何か」の先に何があるのかはわからないけれど(作品による、人による、ケースバイケース。ほかの誰かと同じ道を歩む人はいないから)。
それ以上何も起こらないかも。
思いがけないことにつながっていくかも。
わからない……誰にも保証はできないけれど。
書かない人には何も来ない(その人が望むようなものは)と思うので、gotomiwa先生は、
「書け」
「送り出せ」
と、いいつづけるのです。
まじ、しつこい。
(ごめんね)