今回の年末年始は、これまでの年より娘たちの帰省が長かったのです。
彼女たちがいるあいだは一緒に出掛けたりおしゃべりをしたりもするし、キッチン仕事も増え、物理的にPCの前にいられません。
それが予想されるので、意識して「仕事について考えない」ことにしました。
一週間程度、完全休養だった感じです。
(毎日家にいて、読むべき原稿は目に入っているのに……)
お正月休みが明けて、「よし、今日から講評を書くぞ~」と思って……目の前に原稿を置いて、ちょっと戸惑いました。
「頭の中に、文がない……」
わたしは普段の思考(?)も文章でしていて(そういう感覚があって)……原稿を読めば、講評が脳内に流れてくる感じなのです。
前にも書いた気がするけど、駅のホームとか新幹線の車内とか、光の文字列が流れてくる表示板がありますよね、あの感じ。
「浮かんでくる」じゃなく、「流れてくる」なんです。
(原稿を読んでいる最中からだったり読了後だったり、部分的だったり丸ごとだったり、ケースバイケースですが)
なのに、何も流れてこない……。
それが「仕事始め」の一日でした。
あまり休むと仕事に戻れないかも~~なんて、冗談めかして考えたことはあったのですが、まさか本当に「停電状態」になってしまうとは。
幸い、翌日はこれまでどおりに書くことができました。
「仕事始め」の状態は単なる「休み疲れ」だったのかもしれません。
(スランプとかイップスとか、そういうものじゃなくてよかった……)
でも、やっぱり、あの「停電」の日の脳内が真っ黒で空っぽな感じは見たくない情景です。
この年末年始は、9連休なんて言われていましたよね。
実際に9日、仕事が休みだった方も多いのでしょう(娘も夫もそうだった)。
みなさん、仕事に戻るのがうまいのかなぁ。
わたしは、そんな長いお休みは要らないや。
というか、「完全に電源を切る」みたいなお休みはわたしには「合わない」と思います。
あの、恐怖(?)を味わうのはイヤ。
今後もさまざまな理由で「休日」は作るはずですが、シャットダウンじゃなく「スリープ」で行きます。