添削の仕事では「これから応募したい作品」を拝見することが多いのですが、ときどき「○○賞で落ちた作品です」(どこがいけないのか教えてください)といわれることがあります。
自身が作った連続講座でも「落選作の落選理由の自己分析」を(可能な方にだけ)課題にしているので……もしかすると年間、かなりの数の「落選作」を読ませていただいているの、かも?
「どこがいけないの?」と聞かれたときは、もう徹底的に「粗探し」をする目で読ませていただきます。
結果はいろいろ。
規定枚数を超えてないですか? とか、カテゴリーエラーですよね? みたいな内容の良しあしに関係ない理由が見つかることもあります。
(場合によっては、落選ではなく失格=読まれていない可能性も)
もちろん……作品自体に、いっぱい、または大きな不備がある場合も。
破綻している、演出が足りない、知識がない(グレード選択のミスとか)、「古い」、ありきたり……その他いろいろです。
致命傷ではあるけれど、学べば(技術を磨けば)クリアできる問題って気もしています。
(「ちょっと」なら致命傷にならない=選考に影響ないと思うのです。「原稿用紙の使い方」を知らないのかも? と思う大賞作品も、誤字誤変換の残っている大賞作品も知っています)
それから、どんなに重箱の隅をつついても、落選理由がわたしにははっきりと言えない場合……これもあります、まれに。
そういうときは正直に「わたしには見つかりません」といいます。
実際、その作品が落選した理由は落選させた人(選者)しか知らないことなので。
「わたしが選者なら、まず一次は残すけどなぁ」と思っても、そんな「なら」に意味はないですもんね。
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「落選」と呼ばないだけで、自分の作品だって、不備っぷり(?)は同じ。
編集者さんの「ダメ出し」を受けて初めて、「あ、これはダメなんだ」とわかったりします。
そこでハッと目が覚めて(書いていたときの熱が消えて冷静になり)出された「ダメ」以外に、ここもここもあそこもダメじゃんと「わかる(見える)」ことがある。
ホント、自分の作品って判断できないのです。
(わたしの作品の)よくある「ダメ」は、
・自分でも一瞬気になったけど、大丈夫だろうと(甘い)判断で残した。
・ウケると思って書いたけど、滑った。
です。
これは、厳しく厳しく厳しく(3回いった)己を律すればどうにかなるかもしれない(ならないかも、だけど(^^ゞ)。
でも、たまに「え、まさかそこが引っかかるとは」という「ダメ」をいただくこともあり、やはり「他者さんの目」は必要だなぁと思います。
自分の作品を判断しきるのはむずかしい……
自分の背中を直接見ることができないように、限界はあると思っておくほうがいいのかもしれないです。
(あくまでも、新人賞や「仕事」……商業出版に関わる作品の話で、趣味的なもの……「自分が楽しい」「まわりにウケればいい」とかの場合は別です)←わたしも趣味の作品はダメ出しを受けずにリリースしています。