わたしの一方の手には、BB弾くらいのまるいものが入っています。
いえ、別に、過去に撃たれた銃弾の破片が……みたいなかっこいい(か?)事情じゃなくて、たぶんガングリオンです。
ガングリオン自体は、くりくりしているだけなのですが、強く押さえて神経にさわるとほのかに痛い感じ?
以前、手の別の場所にできたとき、目視もできたので「あれ?」と思って、「これ、何ですか?」とお医者さんに見せたら、ガングリオンだったんです。
ドクターがいいました。
「(ガングリオンを作らないためには)手を使わないようにしなさい」
いやいやいや、無理ですって!
頭は使わなくても、手は使いますよ(一応、作家)。
というわけで、それは中身を抜いてもらい、今は別のガングリオンと共存しています。
普段は痛くもかゆくもないので(育ってもいないし)存在を忘れていて、たまにてのひらにさわって、「あ、BB弾……」と思うだけです。
(えええー! ガングリオンをたたきつぶそうを思ったことなんか、一度もありません! どっちかといえば、かわいがっている……)