葉っぱなどからも「トマトの匂い」がすることは、かつてミニトマトを育ててみた(あまり収穫できなかった)ときに知りました。
今、窓辺で育っているミニ・ミニトマトも同じ。
直接さわっていないのに……水をあげただけなのに、パーッとトマトの匂いが立ち昇ってきて、驚きます。
「おれはトマトだ!」
と主張するような、もしも匂いに色がついているなら、わたしの半身も染まるような、濃い匂いです。
元気に育っている証拠、かしら?
この調子で実をつけてくれるといいんだけどな。
一方のトマトは(つぼみは見えるけど)まだ花を咲かせないので、ちょっと心配しています。
あまりにも植物を育てるのが下手なので、代わりに(?)作品の中でトマトを育てました。
久しぶりに自著『秘密の菜園』(ポプラ社)の宣伝もしておきます。
タイトルからおわかりのように、元ネタは「あれ」です……といいたいところですが、発想の原点はまったく違うのでした。
物語って、何から、どこに、どう芽生えて、どんなふうに育つのか、まるでわかりません。