書かねばならない作品の下調べをしました。
コンセプトの指定されている仕事です。
もちろん期限もあります。
あまりのんびりしていられません。
それなのに、またしても悪い癖が。
擬人化童話が苦手なんです。
ストーリーなどを考えていても、ある瞬間に醒めて「だけどさー、犬はしゃべらないよねー」なんて思ってしまうから。
擬人化って……書くのは、人のように暮らす「犬」じゃなくて、犬の姿を借りた「人」だと思うんだけど……。
宇宙人や小人など、とりあえず身近にいない人々なら抵抗ないんだけど(すでにどっちも書いたわ)。
なぜ、犬(の擬人化)だと我に返ってしまうんだろう。
現実のわたしは、犬に「わんわん」って吠えられたら「わんわん」って吠え返す(そして娘に呆れられる)くらい、犬と対話(?!)してるのに。
いうまでもないですが、擬人化された作品を否定しているわけではないのです。
「ワンサくん」も「わんわん物語」も普通に(楽しんで)観てきました。
犬がしゃべる童話を読んでも違和感を持ちません。
桃太郎の家来になる際に「きびだんごをくださいな」といいだしても、全然オッケーなのです。
それなのに、自分で書くときには筆が(思考が)止まることがあるわけで……
いま書こうとしているのは「犬の童話」ではありません。
講座でも、友人に愚痴るときでも、いつもこの話をしているので。
(「犬はしゃべらない」って思っちゃうんだよー、って)
この記事でも犬に代表を務めてもらっています。
はたして期限までに仕上がるのか。
執筆とか推敲とか以前に、この「葛藤」からどうにかしないとね。