わたしは「おしゃべりする」のが苦手です。
まぁ、おもしろい話題を持ち合わせていないからという面は無視できないのですが、今回は物理的(肉体的)なモンダイです。
おしゃべりが苦手、特に歩きながら人と話すのは苦手……だって息が切れるから。
去年、ひょんなことから、「あっ」と理解できました。
「わたし、息、吐きすぎ」
息だけが理由ではないと思いますが、シンプルに数値化できるのが、この「息、吐きすぎ」モンダイだったわけです。
「ひとカラ」の話をたまにするので、「歌、うまいんだね」という誤解があるかもしれません。
でも実はマジで、文字どおりに、わたしは「トレーニング」のつもりで出かけています。もちろん歌いますが、合間にロングトーンの練習をしているのです。
ロングトーン(あーーーって声を出してます)、初めて時間を測ったころは14秒しかできませんでした。
何度やっても14秒。
最長で15秒(誤差の範囲)。
壁の時計の秒針、スマホのストップウォッチ、何で測っても14秒(あたりまえ)。
家の中で、窓も戸も閉めて「あー」「あー」やっても、まぐれで17秒がやっとでした。
で、「やはり、家の中だと(周囲に聞こえないかと気になって)緊張しているのでは?」と思い、カラオケボックスに出かけたときに練習するようになったのです。
思惑どおり(?)一気に記録が伸びました。
初めて30秒を超えたときは「無意識に途中で息継ぎしちゃった?」と思ったほど。
当初の2倍である30秒ができるようになったころ、どこで誰と「おしゃべり」しても「体が楽」と感じるようになりました。
というか、「ああ、今まで口を開けた途端にパーッと息を吐いちゃうから、息継ぎしまくりで、ゼイゼイしんどかったのか」と理解できたのです。
カラオケボックスもそうそう頻繁には行けませんが、これからもストップウォッチを起動させながら、がんばりたいと思います。
まぐれでしか超えない40秒(ちなみに最高記録は43秒)を、たびたび出せるようになりたいです。
やはり、家ではそれだけの記録が出にくいんです。
いい加減にやると10秒とか…(溜め息か)。
それでも「あー」で20秒くらい行けるようになったので、ホントに少しは進歩しているんだと思います(ハミングだと30秒くらい行けることも)。
長く息を吐くためには、カラダ各地の筋トレも必須なので(ちょっとずつだけど)並行して続けています。健康な老後のためにも。
ちなみに、ロングトーンがうまくいっているとき、つまりうまく息が吐けているときは(この季節だからかな?)メガネのレンズの隅がチロチロと白く曇るんです。
「あ、これなら30秒は行けるわ」と目でもわかるようになりました(役立たない情報です)。