先週の「今週のお題」が「赤いもの」でした(ややこしい?)。
ハタチすぎのころ、「あなた、もっと明るい色の服を着なさいよ、若いんだから」と踊りの先生に言われたことがある。
(児童劇団に勤めていたのです。着ぐるみ役者。日舞とジャズダンスのレッスンがあった…)
いま思うと、当時の服は黒、グレー、焦茶色だった。
でも、いま見ても、出かけるときの服は黒、グレー、紺色……。
「どれ着てもお通夜に行けるのでは?」みたいな感じ(行けませんが)。
それでも、年を取ってきたので(?)家の中で着るものや目立たないものはできるだけ明るい色にしようと思って。
オレンジ色の靴下とか、バラ色の割烹着とか。
わざと選んでいます。
(赤パンツにも興味があるけど、さすがにためらいが……)
で、先日、そのバラ色の割烹着のまま、隣の町内のポストまで歩いたんですよね。
普段はゴミの集積所くらいまでの距離しか、その格好で出歩かないんですけど。
そしたら、なんかウキウキしたの。
「こんな格好で外に出ちゃって、という照れ」とか、「いつもと違うことをしてみた高揚感」だったのかもしれないけど……単純に、目に入る自分の服が赤くて(バラ色ですが)そのことが心地よかったんじゃないか、とも思うのです。
家の中より、日光の中で見るほうが色が鮮やかだった気がしますし。
そんなことでウキウキできるなら、もっと華やかな色の服を(家の中だけでも)増やして、じょじょに外に出ていこうかな……なんて考えているところです。
オレンジの靴下だって、ちゃんと見えるように履いちゃおうって。
・・・
わたしがモノトーンの服を選びがちなのは、背景に溶け込みたいと考えているからでしょう。
人の目を引きたくないというか。
「わたしの存在感は希薄」と思っているので、そんなやつが派手な格好をしてどーすんの、みたいな。
逆に、「だからこそ覚えてほしい」と思うときは、わざと赤い服を着たり。
年を取ってきたら(?)そんな「存在感云々」もどうでもよくなってきたかも。
「自分の目に心地いいなら、それでいいんじゃないの?」
というあたりに、到達したのかもしれません。