確定申告の書類を提出したのは、3回目のワクチン接種の日でした……。
発熱したのは夜になってからです。
だから、書類を作るときも税務署に出しに行くときも元気だったんです。
税務署には自力で(自転車で)行けるので、わたしはたいてい「印刷して提出」という方法で申告しています。
(電子申告はいまいち信用できない=うちの環境が=ので、まだ試したことがありません)
休日などは、門の外にある「時間外」用の頑丈そうな大型郵便受け(みたいなもの。鍵付き)に入れるんですが、今回は平日の昼間だったため、建物の中で出すのかなと思って入ってみました。
そうしたら、入口近くにプラスチックの蓋つきの大きな容器があって「申告」という文字が見えた……蓋に(に貼った紙)手書きででかでかと文字が書かれていた……ので、
「ああ、コロナだしなー、窓口に出すとかじゃなく、ここに入れろってことなのだな」
と判断し、ササっと蓋を開けて書類(封筒入り)を入れました。
ササっと、だったのは、すぐ脇で赤ちゃん連れの若いご夫婦が職員さんに何か質問しているようだった(立ち話中だった)から……近くで、じっとしているのもなぁと思ったからです。
「わーい、ササっと済んだー」と思いながら帰宅する途中、いきなり不安に襲われました。
「あれって、ほんとに申告書の入れ物だったの?」
だって形状は大きなゴミ箱……スーパーのリサイクル品回収ボックス(トレーや牛乳パックを入れる)みたいなイメージだったんです。
「申告」という文字は目に焼き付いているけど、「申告書は入れないでください」と書いてあったのかもしれない……
蓋を開けた瞬間、中にいっぱい封筒が入っているのは見えたけど、「申告の際の不要なものはこちらへ」みたいな……そういうものだったのかもしれない……
不安だけど、もう一度見に行く気力はなく、翌日も副反応で出歩く気になれず……
「ゴミ箱でもいいや、仕方ない」
と、あきらめました。
だから、還付金振り込みの通知が来たとき、
「ゴミ箱じゃなかった!」
とわかって、ホッとしたのです。
「ゴミ箱だったかもしれない」という話を実家でしたら、母と妹に大笑いされました。
のちに「ゴミ箱じゃなかった」という報告をしたときも、以下同文。
とりあえず、笑いごとですんでよかったし、わたしはもうちょっと落ち着いて生きるべきだと思います。
「ササっ」はだめだわ、「ササっ」は。