先日、地元の電車に乗っていて、上下線がすれ違うときに思い出したのです。
わたし、一時期、アレが好きだったなぁ。
アレ。
それは路線バスがすれ違うとき、「やぁ」的に、運転手さん同士が軽く挨拶をすること。
うなずきあったり、ちょっと手をあげたりしていた記憶があるんです。
バスに乗っているときに反対方向のバスが来た場合とか、交差点で信号待ちをしていたら二方向からバスが近づいた場合とか、必ず注目していました。
挨拶するのを確認して、ひそかに喜んでいたのです(この時点で、わたくし、40代)。
過去形で書いているので察していただけると思いますが、いつごろからか、アレを見かけなくなりました。
最初に気づいたときは「この運転手さん、同僚(先輩?)と仲が悪いの?」みたいに思ったものです。無視しあっているんですから。
でも、たぶん…たぶんだけど…みんなで(全社的に)やめたんでしょうね。
一瞬でも、運転から気をそらすなんて「いいこと」ではないって…。
「やぁ」的なアレを見かけなくなったころから、運転手さんのトーク(じゃない、車内アナウンス)がどんどん丁寧になっていった…そんな気がします。
職場の先輩(同僚?)よりお客さまが大事ですから…ってことかしら。
それはもちろん、歓迎です。
(でも、ちょっと淋しい…)