点温膏(てんうんこう)という温感プラスターの存在を教えていただいたのは、秋ごろだったかしら。
赤いパッケージを見ると「なんか、うちにも昔あった気がする」と思うんだけど、「お店で売られている姿」が思い浮かばない程度には「知らないもの」でした。
(痛いときは「冷やす」onlyだったわたしは、店頭でも「温感タイプ」はスルーしていたと思います)
今では、愛してる。
「てんうんこう」で単語登録してしまったほどの愛です!
facebookなどで話していて、愛用者が思いの外いることがわかったので、この記事でも点温膏について説明するのはやめておきますが(たぶん、わたしはかなり初心者)、とりあえず、
「この匂いが好きでたまらぬ!」
ということだけは叫んでおきます。
(ルートビアを思い出させる匂いです。わたしはルートビアを「飲む湿布薬」と呼び、疲れたときのために常備していました)←アホかな、という自覚はある
何十年ものあいだ、「わたしには肩こりはない」と思っていたのですが、これが「わたしの肩こり」なのかも。
たまに、肩甲骨の下(奥?)が痛くなるのです。
気になるのでひねってみたり伸ばしてみたりしているうちに悪化してしまう(首まで動かなくなる)なんてこともあります。
下手に、押してもらったり揉んでもらったりしても、以下同文。
素人が押したり引いたりしても(いや、引かないけど)ダメなのね。
そんなわたしの前に颯爽と現れたのが点温膏、というわけです。
今では、痛くなったら即、貼ります。ためらいなく貼ります。
肩甲骨あたりって自力で貼りにくくて、痛みの中心にドンピシャ、みたいにはなかなかいかないけど、周辺に貼りまくっています。
そのときどきで治る速度に違いはあれど、悪化することはなくなりました。
ありがたい。
これまでもいくつか、「○○になったら、これ」みたいな「手」は持っていました。
「その手があったか!」の「手」です。
たとえば、頼っている頭痛薬とか、風邪を引きたくないときの対策とか、自分が風邪を引いたかどうかのチェックポイントとか。
改めて数えてみればいくつかあるわけですが、点温膏のおかげで、そんな、自分なりの「手」を意識することができました。
どれだけつきあってきた体でも、新たな「なんかヘンだぞ」は次々起こってくるし、この先(加齢とともに)未知との遭遇はひっきりなし、となるでしょう。
だからこそひとつでも多く、「こんなときはこうしたら大丈夫」という「手」のリストを心に作っておきたい、そう思うのです。