情景とか感覚などがリアルな夢って、「記憶」と錯覚すること、ありませんか?
わたし、先日夢を見まして。
それが、
「夫が『ボーナスが出たからやるわ』といって銀行の封筒に入れた40万円をダブルクリップで小物入れに留めておいてくれた」
というものだったんです。
夢なので、起きたら忘れていたのですが、あとになってふと、
「あれ? あの40万円、どうしたっけ?」
と考えてしまった…。
まもなく夢と気づいたけど、その瞬間は確かに「どこにしまったっけ?」と考えていたのです。
それは事実ではない(夢に過ぎない)と理解してからも、頭の一部が事実みたいに感じていて、少し混乱しました。
事実みたいに感じてしまうのは、「40万」というはっきりした額(でも、根拠不明)、銀行の封筒(ATMに置いてあったりするあれ)、黒いダブルクリップで留めたという日常的な行為・光景……それらの「具体性」ゆえだと思うのですが。
ほんの数秒、「あのお金どうしたっけ?」と思ってしまった(さらに、夫に尋ねそうになった)ことが印象深くて、未だに「40万…」と思い出したりします。
そもそも、夫がボーナスをもらったかどうかも知らないし(わたし、とうとう夫の給料日も覚えなかったし、月給がいくらなのかも知らないままです)「40」という数字の意味も推理できないままなのですけど…。
ちょっと、芝浜(落語ね)な気分です。