昨夜、夫がいうのです。
「暗い中(わたしが寝る部屋の)窓を閉めようとしたら、指に虫が止まった。払おうとしたけど、そのまま部屋に入ったかも」
なぬ!?
ふたりでしばらく捜索したけど、行方不明。
そもそも、どんな虫かも不明。
サイズ的には、コガネムシかハチか、というくらいだったようですが、ハチなら羽音がするはず…。
明かりをつけても飛んでこない、壁に止まってもいない……ホント、謎です。
寝てる間に、ごそごそブンブンした形跡もなし(熟睡してたのかな)。
音を立てない子なのか?
そう考えて、思い出したので……以下、その話。
数日前の朝のことです。
*******(回想シーン)
嫁ぎ先のお風呂はアルミの「引き戸」です。
そのレールのあいだに、蜘蛛が迷い込んでいました。
仲間、あるいは個体差かもしれないけど、しょっちゅう遭うハエトリグモとは違って、サイズは似てるけど、美脚な感じの子です。
これから風呂掃除。
水がかかったら動けないし、下手すると死ぬのでは?
レールのあいだから出ておいで。
(でも、手でつまみたくない)
というわけで、そばにあったぞうきんと「中身を空っぽにしたばかりのごみ箱」を使いました。
ぞうきんの先で、蜘蛛をゴミ箱に誘導するのです。
(よくよく考えると、ぞうきんとゴミ箱って、失礼だよね、ごめんよ)
うまく入ったので、あとはゴミ箱を抱えてダッシュ…(ラグビー的な?)。
庭に放ちました。
わあ、カンダタみたい!
と思ってしまった。
お釈迦さま、もしものときは蜘蛛の糸をよろしく。
そんな気分になりました(彼はJAFじゃないんだけども)。
*******(回想ココマデ)
昨夜、入ってきた(戻ってきた?)のは、その子、または同じようなタイプの虫なのでは?
夫は「6本足だった気がする」といっていますが、目視したわけじゃないし(だから「何」なのかわからないわけで)。
戻ってきてもいいんだけど、なんでだろ?
クレーム? やっぱり、ゴミ箱が不満だったのかしら。
ちなみに、お風呂場以外で捕獲するときは、紙コップと、そこら辺にある紙を使っています。←パカッとかぶせる、パッと紙で口をふさぐ、窓へ走るという手順
(これを読んだら、頭文字Gのみなさんとか蚊のみなさんとか、怒るだろうなぁ。なぜ、おれたちは問答無用で命を狙われるのか…って。ごめんよ)
ところで。
いつか蜘蛛の糸が垂らされて、それをのぼるときは、あとからほかのみんながのぼってきても、絶対に蹴落とさないこと。
みんなで極楽にたどり着いて、「いい人」になるのです。
めでたしめでたし。