昨日は「藤」、今日は「富士」の話です。
変換がんばって、IME!
空いている新幹線に乗れるときは、富士山側の窓際に席を取ります。
そうじゃないときは通路側の席を選びますが(トイレとかに立ちにくいから)、新富士駅あたりでデッキに出て富士山を見たりします。
雲に隠れているときでさえ写真を撮って、家族LINEに「見えん。」と送ったりするほど、富士山はわたしの心のランドマークです。
たぶん……子ども時代、都民だったから。
場所は豊島区、わたしは小3、まだサンシャイン60もなかったころです。
慢性盲腸炎で手術をしまして、入院したのは近所の3階建てくらいの病院だったんですが、屋上から一度、富士山を見ました。
それは美しい夕景でした。
今ではもう、同じ位置から同じ風景を見ることはできません(その病院はなくなってしまいました)。
でも、小3(その時点で8歳)のわたしには、かなり印象が強かったんでしょう。
(ちょっと脱線。公募時代、「病院の屋上から富士山が…」というエピソードが出てくる中編を書いて、「熊野=ゆや=の里」という名のつく静岡県内の児童文学賞に入選しました。そのときの上位入選者はみんな、その前後に本を出しているという、今思えばすごい文学賞だった…)
小5まで豊島区の子でしたから、校外学習的なもので山中湖に行き、5合目までかな、富士山もバスで行った…と思います。
サクサクした砂利みたいなところを歩いた記憶がある…。
静岡にも山梨にも住んだことがないのに、富士山はわたしには特別な山。
裾野を新幹線で通過しながら、わざと「日本沈没」(小松左京)を読むとか、ドキドキの読書をしたこともありましたっけ。
(アホだー。けど、ある意味、聖地巡礼?)
先日、東京からの帰りに、ネット越しに富士山の1合目にお住まいのお友だちと話していて、ほとんど無意識に、
「数日でいいから、富士山を眺めて暮らしてみたい」
みたいなことを書いてた…。
書いて気づく「夢」って、あるんですね。
ホント、書いてからびっくりしました。
富士山が見える場所に3日くらい滞在する……いいなー。
何もしないよ。
富士山を見るために来たんだから。
富士登山もしません(登ったら見えないもん)。
「朝起きて窓を開けたら、どーんと富士山が見える」
(想像するだけで「ひゃあああ♪」ってなるわ)
そういうのをやってみたいです、いつか。
でもなー。
一応、雨女のわたし……
滞在中ずっと「見えん。」なんてこともあり得ますよねぇ。