新聞の折り込みチラシを眺めていたら「わらび餅」が。
「わらび~もち」の文字、売り声をよく表していますね。
このあたりには「わらび餅屋さん」の車が来ることがあるのです。
自分で買ったことはないけど…実はその車を見たこと自体もないんだけど、たぶん「石焼いも」みたいな感じなのでしょう。
「い~しや~きいも~」的な調子で、
「わらび~もち、わらび~もち、つめた~くて、おいし~いよ」
というアナウンス(?)をしながら、ゆっくりと(どこかを)通り過ぎていきます。
そう、わたしは声しか知らないのです。
チラシの文字を見て売り声を思い出していたら、いきなり子ども時代のことがよみがえってきました。
子ども時代に住んでいた町の児童公園でグミやクワの実を食べた、という話を以前ブログに書きましたが、その公園のまわりには紙芝居屋さん(←これをいうと老人な気分になるなー)や、わらび餅屋さんがやってきたのです。
たぶん……たぶんだけど、あのわらび餅屋さんには売り声はなかった気がします。
自転車で来ていたような気がします。
そのあたりの記憶は、ふわふわなのです。
ただ、丸いモナカの皮が器で、そこにころころとわらび餅が入っていた……その映像が浮かんできたのでした。
何十年も脳のどこかに埋もれていたのに。
記憶って不思議です。