この一週間、10件ほど講評(と、それに近いもの)を書きました。
送るべきものを完成させて送り出し、草稿ができたものは寝かして……そう、ちゃんと寝かしてから点検しないと、すぐにはミスなどに気づけないのです。
そうやって一段落するまでは、自然に遮断しているのですね。
創作の回路を。
書きかけの作品が(いくつも!)あるのに。
お風呂に入ったら、いきなり、今まで見えていなかったシーンが……というか、それが文章になって脳内を流れてきて、
「あれあれ、あれまぁ、あー、そうなんだー」
みたいな、読者(視聴者?)気分に浸りました。
やっぱり人さまの作品のことを考えているあいだは自分の作品のことは考えにくいよなー、わたしの脳はマジで狭いもんなー、と苦笑しつつ、
「ま、ちょこっとメモしとこ」
と、お風呂上がりにパソコンの前に座ったら一気に書いてた……原稿用紙にして4枚半。
脳内から指へ、何かが抜けていく感覚。
例によって、それはとても気持ちいい……
ここ数年「講師」という仕事が楽しくて「わたし、書く人じゃなくてもいいや」という気分になることが(しょっちゅう)あるんだけど、この快感を忘れられないうちは無理かもしれないなぁ。
そして、この快感ゆえに「書くことを仕事にしなくてもいいや(趣味でOK)」とも思ってしまうんですよね。
それで、これまで3回くらい「引退」の相談をしているほど……まぁ、そのたびに仕事に戻ってきたわけですが。
年末でデビュー20年。
ハタチです。
もう、大人です(か?)。
「引退するする詐欺」みたいになるのもいけないから今後は誰にも相談せず、未来についてひとりで考えようと思うのでした。
いつにもましてとりとめない記事なので、〆に西欧の写真でも。