このところ、添削講評の連続と「本を読む仕事」の連続で、全然書けなかった……
というか、意識して「書くこと」から遠ざかっていました。
以前から、半ば愚痴のように(それは自分に対する愚痴だけど)、
「(人の作品を)読んでるときには書けない(自分の作品を)」
といっていたのですが……それが続くとだんだん、
「わたしはもう、書かなくてもいいか」
そんな気持ちになってくるのですね。
言霊?
「書けない」「書かない」といってるうちに、自分が変わってくる感じ。
恐いね。
添削の仕事には終わりはない(ありがたいことに今年度も続きます!)し、「読む仕事」もまだ終わっていないのですが、今日一日くらいはそれらを休めそうだな、と気づいて、今朝、放置していた作品ファイルを久しぶりに開きました。
放置中もたまにメモだけは取っていたので、それを反映させとこうかな、くらいの気持ちで。
でも、ファイルを開いたら……あっという間にその世界に戻ってしまいました。
ほんの半時間程度だったけど、いくらでも言葉が出てくる……中断するのがつらいほど。
頭の奥に溜まっていたものが指からスーッと抜けていく快感!
公募時代や新人のころ、常に、
「書かずに死ねるか」
という気持ちでいたことさえ、なつかしく蘇りました。
半世紀ものあいだに身に沁みついたことは、簡単に捨てられないのだな。
そう実感して、今、涙目……。
とりあえず、「書こう」と思った作品は書き上げていこうと思います。
添削したり読んだりしている日には無理だとしても(切り替えはやはり下手…)それらがない日をちゃんと作って……「書く日」に定めて、自分のことだけ考えよう。
そう、「わたしが書く日」にするのです。