9時から4時まで

夜9時に寝て朝4時に起きるgotomiwaが可能なかぎりつまらないことを書くためのブログです

まず、「外身」がない…

今週のお題「本棚の中身」

 

ですって。

はてなブログのお題を見たとき、しみじみと「こんなはずでは」と思った……

 

これまでも書いたことがある気がするけど、わたしの若いころの夢はウォークインクローゼットならぬ、ウォークイン書庫(日本語交じり)を作り、

クリスティの赤い背表紙をずらーーーーっ。

フランシスの緑の背表紙をずらーーーーっ。

マクベインの黄色い背表紙を……

これらはとりあえずハヤカワのミステリ文庫ばっかりだけど、とにかくそういう本棚を作りたかった。

そういう本棚が並んだ部屋を。

(もちろん、そこにはコミックスの棚もある。萩尾望都をずらーーーっ、秋月りすをずらーーーっ、深見じゅんを…………)

 

結局「夫の実家に同居する嫁」になり、実質「居候」なので、そういう本棚はほとんどない。

正確には「サザエさん」などがずらーっと並んだ文庫用のカラーボックスがひとつあるけども、「部屋」なんて……。

 

本棚の中身の話をしたくても、外身(本棚自体)がないじゃん。

 

本棚がないどころじゃなく、最近はほとんど「本」を読んでいない。

「サピエンス全史」……むっちゃおもしろいのに上巻の途中で止まっている。

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」……むっちゃおもしろいのに下巻の入口(玄関上がってスリッパ履いたあたり)で止まっている。

料理本(文字少ない)だって、全部読まずに写真だけ眺めて置いてたりする(←作らないのか?)。

 

児童文学に至っては、協会新人賞の選考のために(選考委員だったんです)春に数十冊読んだだけ……友だちの新刊の「存在」さえ知らなかったりする。

ごめんなさい。

 

そういう状態なのに、「日々何か読んでる」気がしているの。

いや、気がするだけじゃなく、読んでいるの。

受講生さんの作品を。

時期によっては大量の「応募作」を。

それらが脳内(狭い)を占拠していて、自分の作品にさえ戻れない日々がある……。

 

 ※初めてここをごらんになる方へ。

  gotomiwaは童話・児童文学の通信添削講師です。

 

受講生さんの作品は受講生さんのものだし、添削を受けているということは「完成品」じゃないわけで、ある意味「書いてる途中の状態」です。

そんなものを他人(わたしね)に覚えられているのもイヤだろうと思い、覚えておかないことにはしています。

覚えておかないようにはしているのだけど、勝手に覚えちゃっている(忘れられない)作品も多々あるわけで……。

 

わたしの脳内には、本棚ならぬ「(人さまの)原稿棚」ができている感じです。

完璧に思い出せるわけじゃないから、「原稿(の断片)棚」と呼ぶほうが近いかな。

 

これから数年、そういう日々が続く(っていうか、増える?)ことになりそうなので、棚も増やす必要があるかもしれません。

ニトリにもIKEAにも売ってないけどね。