その夢の前後は思い出せないけれど、そこは「教室」的な場所でした。
近くの席の「すてきな男子」が小さく折りたたんだ紙を、こっそり、わたしに差し出してきたのです。
夢の中のわたしは「携帯電話の番号だな」と思い、ドキドキしながら受け取りました。
その紙をそっと開いてみると、こんな一文が。
○○○と○○○・○○○○って違うんですか?
伏字にしたのは、わたしの趣味の作品のキャラ名だからです(実際ははっきり書いてありました)。
夢の中のわたしは、gkbr……
「この人、なんで知ってるのー!?」
と、心で悲鳴をあげたのでした。
その夢に関してはそこしか覚えていないのですが、この状況はわたしにとって確かに「悪夢」だわと、目覚めてからもドキドキしたのです。
翌朝。
添削講評の推敲作業をしていて、そんな夢を見た理由がわかった気がしました。
「ひとつの作品の中でキャラの呼び方を変えるときは注意しましょう」
ということを書いていたので。
注意というのは、「むやみに変えない」または「説明を付け足す」という意味です。
作中でずっと「シンデレラ」と表記していたのなら、いきなり「シーちゃん」と呼ばないでおきましょう、みたいなことです。
「これって、シンデレラのこと?」と、読者に首をかしげさせないように。
わたしが現実に「した」指摘を、夢の中で(遠回しに)「された」ってことなんでしょうね。
こ、怖いわ……