あ、わたし、ヘン。なんだか、ヘンなんです。
って書くと、むかし盗み読みした(お父さんの)週刊誌の、えっちな小説みたいだな。
まぁ、ヘンなのは今に始まったことじゃないけど、いきなり「あ、」と気づいてしまったの。
わたし、久しく嫉妬してないなって。
いえ、嫉妬自体、した記憶があまりないんだけど、もっと軽い症状(風邪か)はけっこうあった……以前はよく「うらやましい」といってたのです。
同業の友人たちの仕事っぷりを見たときなどに。
受賞とか、ヒットとか、そんな知らせを聞けば、今でも「すごいな!」と思うけど、そういえば、もう、そういうことをうらやましがってないな。
「わたしもその場に立ちたい」みたいな気持ちはない……。
確かに、人をうらやまないことは目指していました。
というか、うらやまずにすむ「システム」を作ろうと思ってた……「どうなれば自分は安らかな気分でいられるのか」を常に考えていた気がします。
それは同時に「プライドの軸足をどこに置くか」ってことでもあったのでしょうね。
どこに置いたかは省略するけど、その場所でよかったってことかな。
人を妬んだりうらやんだりしないほど、わたしの心が成熟したのか。
単に枯れただけなのか。
実は、その見極めもついていないのだけれど。
少なくとも「○○さんの仕事ぶりを見るのが悔しい」とか「△△さんのようになりたい」とか思ったりはしないから、日々安らかではあります。