「つまらないこと」を書くというブログの趣旨に反するので迷ったけれど、自身の記憶のために記録しておきます。
「わたしの占い師」が5月に亡くなっていたことを知りました。
なぜこんな呼び方をしているかというと、彼女がいわゆる「占い師」(ご自身の名乗る肩書きとは違います)であり、一度、占って(鑑定して)もらったことがあるから。
雑誌の星占いの記事とか、たまに読むけれど、誕生日が「いて座」と「やぎ座」の境目で、占う人によってあっちこっちするため、あまりまじめにとらえたことがなかったわたし。
ですから、専門の方にしっかりと向き合ってお話を聞いたのは彼女が初めてで、その一度きりなんです。
(上に、いて座・やぎ座と書いたけれど、彼女が扱うのは西洋占星術ではありません)
いま調べたら、それは2012年5月のこと。
もう10年あまり前で、当時いわれたことを克明に記憶しているわけではないですが、わたしの鑑定のための図(なんて呼ぶのだろう?)がわりとめずらしいもので、仲間の占い師さんと、
「この人、作家なんだよ」
「ああ、なるほどね」
って話してたのよ……といわれたことが、特に印象深いです。
(その日、別の方法でも占ってくれて、「今年9月に動きがある」といわれたのですが、それは「創作集団プロミネンス」の当時の会長、作家の中尾明先生が亡くなった月。その年、わたしは「ジュニア冒険小説大賞」の選考委員に臨時で入り、会長代行になり……今に至ります)
居住地が違うので、合計すれば数えるほどしかお会いしていないのだけど。
隣県、多治見にお住まいだった時期があり、会いに行ってケーキやおそばを食べたりも……。
そんな思い出話をここに書くのも「違う」と思うので、やめますが。
いろいろあった彼女が、今、安らかでありますように。
ところで。
当時もらった鑑定表(正式名称不明)、今も保存してあります(自分では何も読み取れないけど)。
そのことを考えていたら……同じ場所に、眉村卓先生からいただいた「グッズ」もしまってあることを思い出しました。
(ジュニア冒険小説大賞の選考会のときだったかな……先生はイラストも描かれるのですが、そのイラストを使ったグッズをお嬢さんが作ってくださった、とか。なぜか、それをわたしにくださった……。わたし、物欲しそうに見ていたのかもしれません)
まったく意図せず、予知もせず、故人の思い出置き場になってしまった……。
自分が年を取るということは、身のまわりにそういう「何か」が増えていく、ということでもあるのですね。