すべての家庭用のfax付き電話がそうではないのかもしれませんが、うちの機械はfaxが届いたら普通に呼び出し音が鳴り、受話器を取ると、
「ピーピーピー。faxを受信します」
と、発信音とアナウンスが流れて切れます。
先日、同居する夫の母の電話(うちには2回線、2組の固定電話があるのです)の呼び出し音が鳴り、受けた彼女が戸惑い顔で子機を持ってきました。
って。
「義母は耳が遠い」という話は、以前書いたと思います。
たまに、電話の相手の声が聞き取りにくいこともあるみたいです。
それで、わたしが電話に出たりするのですが……その「ジージー」って何だろうと思いながら受け取ってみると、聞こえてくるのは、
「ピーピーピー」
だったのでした。
「これ、faxですよ!」
と、思わず言ったのですが……。
(ちなみに義母の電話にはfax機能はついていません、先方でエラーが出たことでしょう)
わたしの耳には「ピーピーピー」。
彼女の「耳の聞こえなさ」が説明されることはあるのですが、初めて、その一端が理解できたような気がします。
お互いが似た感性で擬音語を使っている、という前提ですけれども。
(コケコッコーがクックドゥードゥルドゥーに聞こえる人とは、成り立たないと思う)
そういえば、聴力が衰えた方は(義母も)高い音は聞こえにくいのだっていわれたかなぁ。
わたしにとっては甲高い音、その中の周波数の低い成分(?)だけが届くのでしょうか。
わたしがドスの利いた声を発する嫁になれば、「聞こえない」「通じない」のストレスが軽減するのかもしれません。
(わたし個人のストレスが増しそうな気もしますが)