諸事情で、夫の親が使っている部屋の天袋を開くことになった。
おそらく、二十年近くぶり。
ありがちなことだと思うのだけど、開けた義母にも思い出せない物品がいろいろ入っていた。
それを取りだして、義母は驚く。思い出に耽る。愚痴もいう。
何しろ、十数年前に亡くなった義父がしまいこんだ「どこかの景品が」「同じのがふたつも」出てきたりするので。
わたしは適当に聞き流す。
ワルい嫁だから。
ただひたすら、「じゃ、それは捨てましょう」と答える。
たぶん3回はいったな。
ちょー大事なことだからな。
それでもあまり響いていないようなので、友人知人の「親の亡くなったあとの実家を片付けるたいへんさ」を語ってみる。
「そういう世代だからね、捨てられないのよね」
って、そっちに共感しないでくださいよぅ……
ゴミ回収の日まで地味に戦うことになりそうだけど、「あれら」を天袋に戻すことだけは阻止したいと思います。
そして、わたしも……暑さを理由に先延ばしにしていた「物を捨てる作戦」を始めなくては……(今回のミッションは紙類……特に古い創作ノートがモンダイです)。