先日ネトフリで、何の予備知識もなしに「空白」という映画を観てしまいました。
途中で名鉄バスが映って「あー、舞台は愛知県?」とわかった(蒲郡らしい)、そんな映画です。←何の説明にもなっていない
でも、どんな町でも起こりうることよ。
で、この映画を観て「怖い」というなら、主演の古田新太さんのことかな、と思われるかもしれないのですが……。
わたし、寺島しのぶさんが演じている女性が……怖くて怖くて。
ボランティア精神あふれる「いい人」っぽい役柄なんですけど。
初登場のシーンから「うわあああん」という感じで……ずっと怖かった。
震えました。
いえ、たぶん「怖い」という表現は当たっていないのです。
「イタい」かな?
「ああ、こういう人、いそう。でも、この演出、ちょっと誇張しすぎてないか?」
と思うのと同時に、「イタい」と感じるということは、わたしの中にもこの属性があるのじゃないかって……。
それで震えちゃうのかも。
映画のストーリーから側道に逸れて、彼女ばかり見て、自分のことを考えていました。
この先も考えてしまうかも。
わたし自身に「人の役に立たないわたしはダメ人間」みたいな気持ちが、ずっとあるからね。
ところで、古田さん、この役柄(この表情)だからだと思うけど、おでこのシワが深すぎて、もうひとつ目(いや、口?)があるみたいに見えるの。
それも、ちょっと怖かったです。