全国的なものなのか、最近の流行なのか、詳しくはわかりませんが、よく電話がかかってきます。
ざっくりまとめると、
「ご家庭に不要なものは眠っていませんか?」
地球のためにリサイクルのボランティア、じゃなさそうなことは感じられます。
もちろん全部断っています。
必ずこんな感じで。
「特にないですぅ。ちょうど断捨離したばっかりでぇ」
すみません、ウソです。
もちろん、業者が訪問したがるのなんか断っていいんですが、そのウソをつくたびに、モヤモヤが残るのです。
「厚生省」認可の希少なサプリ(厚生労働省ちゃうの?)や、なぜか(わたしだけに)特価の美容液のセールスを断るとき(「わたし、困っていませんから」)とは気分が違うのです。
まぁ、こちらはある意味「真実」だからかもしれませんが。
「困ってない」とは言ったが、「健康で」「美しい」からだとは言ってないぞ……
不用品はすでに処分しましたというウソにモヤモヤするのは、「処分しなきゃなぁ」という思いが頭の隅にずっとあるから……
そうだよね?
そうだそうだ!
と思ったので、気になっていたものを本当に片づけてしまうことにしました。
買ってみたけど失敗だった(使えなかった)ケーブルとか。
コロナ禍の初期、気分転換的に申し込んだモノとか(結局使ってない)。
長らく着ていないコートとか。
コートなんて、コロナ禍で出かけなくなるより前から着てなかったもんね。
近年は冬があまり寒くないし、重い服は着ると疲れるので。
とっておいても無駄だってわかっているのに、普段は見えないところにしまっているから、ついつい……。
帰省していた娘にも置いてあった私物を「要・不要」で仕分けしてもらい、ふたりあわせて、可燃ごみ数袋、不燃ごみ1袋、資源回収に出す衣類も1袋……
これで次に業者から電話が来たとき、晴れ晴れした気分で、
「不用品? あら、処分したところなんですのよ、ごめんあそばぜ」
と答えることができます。