知っている人にとっては「なんだ、そんなこと」だと思うのですが、書きます。
夏のあいだも、コーヒーをホットで淹れるときはフレンチプレスでした。
水出し濃縮コーヒーをカルピスのようにお湯で割って飲むこともありました。
で、フレンチプレスは金網で濾すため、ごくごく微細な粉もカップに注がれ、底に溜まるのです(そこは残すことになります……飲みづらいから)。
もったいないので、それが気になっていたのですが、ふと、
「紙で濾せばいいんじゃない?」
と思いつきまして。
ペーパーフィルター(と、それを使うためのスタンド)を買ってきました(ありがとう、100均)。
フレンチプレスで淹れたコーヒーを、ペーパーフィルターを通してカップに注ぐと……あら不思議。
別物になりました。
微細な粉が沈まないのはもちろんだけど(まぁ、このせいで紙のフィルターも終盤では詰まってしまうのですが)コーヒー自体の味が全然違うのです。
コーヒー通でもなんでもないわたしの感覚では、「水出し濃縮コーヒーをお湯で割ったもの」に近いんです。
無理やり表現してみると……「すっきりしてる」?
改めて、紙を通さないコーヒーと比べてみると、泡も立つし、そういえば油が浮いているように見えるよね。
ほんとに油?
コーヒーに油???
ググってみたら、ほんとにコーヒーには油分があるのですね。
……知っている人には笑われそうなことで驚いていますが。
紙で濾せば、その油分が紙に移ってしまうので、すっきりあっさりなコーヒーになるのでしょう。
この油分が「飲んでもいいもの」か「除去したほうがいいもの」なのかまで、まだ調べていないのですが、好み的には、油入り(?)のほう、かなぁ。
わざわざ買ってきたペーパーフィルターとスタンド、放置になったらもったいないなー。
その日の気分で、こちらも使ってあげよう。
それにしても。
何かを試してみたいときには、ほんとにありがたい存在です、100均。